午前4時頃マレーシアの首都クアラルンプールにバスが到着し、わたしたちは下車。
同じバスに乗っていた日本人の女性(歌手のYUKIさんにそっくり!)とまだ真っ暗だし、明るくなるまで近くのマクドナルドで時間をつぶしましょうか!とお話をして、眠たい目をこすりながらマクドナルドに入店。
彼女は今晩のフライトでカンボジアへ飛ぶのだそう。コーヒーを飲みながら、ふたり眠いねと話しながらぼんわりと過ごしていた矢先、事件は起きたのでした。
彼女が荷物見ておいてね、とトイレにいこうと席を立ったその時、ある男がすごい勢いで彼女の荷物(カメラ)を盗んで全力で走って逃げていったのです。
追いかけようと試みましたが、だめでした。
頭の中が真っ白になり、自分を責める気持ちと女性への申し訳なさでどうしたらいいのか分からなくなって呆然。
その後、どう対処するかを2人で話し合い、我々はツーリストポリスへ向かうことにしました。
海外旅行保険に入っている場合、盗難等の被害にあった際は、保険で盗難にあった品の相当額を補償してもらうことが可能です。そのためには、ツーリストポリスで盗難被害の証明書を発行してもらう必要があります。
◆盗難被害の証明書を発行してもらったのち、帰国後海外旅行保険会社に補償金を請求する形になります。会社により対応が若干異なる場合がありますので、詳細は各保険会社にご確認ください。
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クアラルンプールのツーリストポリスの場所を、地元の人に教えてもらい迷いながらも到着。わたしたち以外には誰もおらず、警察官2人と警部みたいな人が1人窓口に座ってピーナッツを食べている。
事情を説明し、諸手続きをしてもらう最中、警察官の人に「ピーナッツ食べる?」なんて呑気なこと言われたけど、そんな気分じゃないよ…
現場検証ということでマクドナルドに警部と我々2人とで再度行き、防犯カメラの確認等を済ませて、ポリスに戻り盗難被害証明書を発行してもらいました。
彼女は怒ったりせず終始笑顔でいてくれ、諸手続きがすべて完了した後、「今回は色々と手伝ってくれて本当にありがとう!日本に帰ったらまた会ってくれる?」とハグをしてくれました。いろんな気持ちがあふれて涙がとまりませんでした。
「大事なカメラを本当の本当にごめんなさい、あなたに会えて本当によかった」と伝えて別れました。
海外で経験した初めての事件。これから、もっと気を引き締めてやっていかなければと思いました。
次につづきます。
【マレーシア】初めて海外で盗難被害にあってしまった&海外旅行保険について編
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