ネパールでの入院生活にもだんだん慣れてきましたが、やはり点滴しかすることのない日々で暇で暇で仕方がありません。
入院していたある日、その日はインドやネパールでおこなわれる「ホーリー」と呼ばれるお祭りのある日でした。
ホーリーとは、老若男女問わず人々がカラーボールを投げ合ったり、絵の具や水をぶちまけ合うことで、街も人もスーパーカラフルになるお祭りです。
ポカラの静かな療養地の外国人入院患者は、外に出たくてたまらないわけです。
ということで、グプタ先生に外出許可をもらいに、点滴をつなげたまま先生の部屋へ行き直談判です。
私「グプタ先生、ホーリーを観に外へ行きたいんですが、だめですか?」
グ「うーん、そうだね…でもせっかくネパールに来てくれたわけだしね。2時間以内に帰ってきおいで。水をぶっかっけられないようにね、いってらっしゃい!にこっ」
…グプタ先生!!!!まじさんきゅう!!!!
その後グプタ先生の助手が病室まで来てくれて、点滴の針を抜いてくれ(出血を伴う)ナップザックを背負って病院を出発!
前日にお菓子を買っておいたので(これに至っては完全に無許可で病院をこっそり抜け出して、近くの売店で買いました笑)それをしっかりナップザックに入れておきました。
外に出ると早速、イッヌ先輩がムラサキペイントをかぶっている!
カラーボールや色粉をよけながらよろよろと街を歩きます。みんなの顔や身体にカラーペインとがつきまくってるの、分かりますか?
一戦交えてきたと思われるおじちゃん。良い笑顔!
ポカラの女の子たちもペイントまみれで良い感じ!アイラブポカラ!!
入院患者は体力が落ちているので1時間半ほど街を観て回って、よろよろと病院へ戻りました。
しばらく休んでいたら病室にグプタ先生がやってきました。
私「外出許可ありがとうございました。お祭り観れてよかったです。」
グ「せっかくだからね、たのしめたみたいで良かった」
私「ところで先生、わたしいつ退院できますか?」
グ「明日かあさってかな?」
私「やった!退院したらすぐヒマラヤに登るつもりなんです!」
グ「良いね、風邪をひかないようにね。」
翌日、退院できることが決まりその日のうちに退院をし、宿に戻りました。
よっしゃ!明日からヒマラヤトレッキングいったるでー!!
次の記事につづきます。