photo credit: Norio.NAKAYAMA 和倉温泉 加賀屋 ビッグローブ温泉大賞 取材 via photopin (license)
北陸エリアを代表する石川県・能登半島の「和倉温泉」。実はわたくしずっとずっと、ずっとここに来たかったのです。
と言いますのも、この温泉地には「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で、36年連続で1位に選ばれた老舗高級温泉旅館「加賀屋」がありまして長年こちらに伺うのを切望しておったのであります。
今回、親孝行もかねて父とこちらに宿泊してきましたので、そのときのレポを書いていこうと思います。
加賀屋ってどんなところ?
加賀屋は1906年(明治39年)に創業した歴史ある老舗高級旅館です。この旅館の売りはずばり素晴らしすぎる「おもてなし」。また、海から湧き出ている温泉と石川の食材をふんだんに使った懐石料理も大好評とのことです。
加賀屋の女将さんが書いた書籍も出ており、日本国内外には多くの加賀屋ファンがいるそうです。宿泊後、すっかり加賀屋ファンになり本を買いました。じゃじゃん!
ロケーション
石川県七尾市にあります。金沢からは約70キロほど離れています。
私が今回行ったときには金沢から電車で1時間半ほどかかりました。
ちなみに和倉温泉への公共交通機関での行き方は様々ありますが
おすすめはやはり、電車で金沢駅→和倉温泉駅での移動かと思います。
まず花嫁のれんに乗車
上記の通り、わたしの場合金沢駅から和倉温泉駅まで電車で行きました。
というのも普通の電車ではなく、「花嫁のれん」と呼ばれる豪華な電車に乗車しました。(画像は外部サイトから拝借しました)
photo credit: yuki_alm_misa 花嫁のれん via photopin (license)
北陸地方には昔から花嫁にのれんを贈る文化があり、そこから列車にこのような名前がつけられたんだそうです。
この「花嫁のれん」1号車と2号車で編成されていますが、特に1号車が人気なためチケットを手に入れるのが難しいと言われていて、わたしも2号車のチケットしか手に入らず…それでも花嫁のれんに乗れるのが嬉しくて!
花嫁のれんの詳細について気になる方は以下をご覧くださいね。
https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hokuriku/hanayomenoren/
では実際に乗ります。
きた!!!!なんと可愛い外観なんだろう。乗車します。
2号車の内装はこんな感じでございます。和倉温泉駅まで約1時間半の乗車になります。和倉温泉駅からは実は加賀屋には歩いていけるので、今回はあたりの散策も含め徒歩で旅館まで行ってみます。
加賀屋レポです!
ふらふらと和倉温泉から歩くこと約10分ほどで到着!外観の写真撮り損ねてしまった…なんたるや…
ロビーのお写真です。チェックイン時間より少し早めについたので、チェックイン時間まで少し待つことに。ドリンクサービスをご利用くださいませ、とのことで待っている間飲み物をご馳走になりました。
おもてなしの心だ…(感動)
あっという間にチェックイン時間になりお部屋へ。館内はほんわりとお香の香りが漂っており、内装もとても美しいです。
宿泊部屋は「雪月花」
お部屋の窓からは日本海が見え、ぽーっとしていると女将さんが来られてお抹茶を淹れてくださいました。
ああ…おもてなしの心がすごいぞ…(感動)
父が珍しくわくわくしているようでした。嬉しいな。
ごちそうさまでした。
宿の温泉に欲張って2回入る等していたら、あっという間にお夕食の時間。夕食は先ほどお抹茶をサーブしてくれた女将さんが配膳をしてくださいます。
北陸の日本酒を飲みながら、あんまり「美味しい」と言わない父が「美味しい美味しい」と言って食事を楽しんでいる姿を見て、一緒に来てよかったなあ。と。これもひとえに加賀屋の「おもてなし」のなせる技なんだろうな、と。
食事が終わったら、なんと加賀屋の館内ツアーがありそちらに参加。加賀屋の歴史、文化などなど館内を歩き回りながらガイドの方が説明をしてくださいます。すごいよ加賀屋〜〜そりゃファンだらけにもなるよ。
就寝前にもう一度お風呂に入り、ふかふかのお布団で眠りにつきます。
…そして朝。お風呂に入って朝食。
豪華かよ、ひたすら豪華かよ。美味しくいただきました。
朝ごはんをいただいてからもまたお風呂に入り(いくらなんでも入りすぎ笑)、のんびり旅館の雰囲気を楽しんで少しお土産ものを見たりして。
チェックアウトのため、ロビーで待っていると滞在中お世話になった女将さんが私たちのところにやってきて、「外はとてもお寒いので、こちらをどうぞお持ちください」とホッカイロとあたたかいのみものを渡してくださって…。
おもてなしがすごすぎる〜〜(号泣)
本当にありがとうございました。
チェックアウトが済み、送迎バスで駅まで送ってもらうのだけど、お世話になった女将さんが浴衣一枚で、この極寒の中(このとき1月)真っ白な息を吐きながら、優しい笑顔でバスが見えなくなるまで手を振ってくださって。
それを見て、わたしはついに号泣。本当に心から来てよかったと思える旅館でした。
まとめ
加賀屋に宿泊してきましたが、本当に何から何まで素晴らしい滞在となりました。旅館のおもてなしに泣いてしまったのは人生初の出来事でした。
宿泊費はもちろん高いですが、それに替えられない経験をすることができますので、みなさまぜひ加賀屋に宿泊してみてください。
加賀屋のHPはこちらになります。
https://www.kagaya.co.jp/