*前回までのお話はこちら。
いきなりですが、インドに来てうまれて初めて、をたくさん経験しています。
例えば、
- 手を使っての食事
- 尋常でないセクハラ
- 10時間とか平気で遅れる列車
- おつりがアメ玉
- 本気バトル
- トイレットペーパーが手 ...etc
中でも結構なインパクトのあるものとして
- 湖の上での生活
というものがございます。
さまざまな流れにより私は北インド・カシミール地方スリナガルという街にある、ダル湖の上にステイをさせていただいております。
あたり一面、湖。ボート必須ライフ、満喫しております。
もちろん湖から岸まで渡って陸地で買い物をすることもできますが、病院、食料品店、売店、生活用品店、洋服屋さん(テイラー)など、だいたいのものは湖の上に用意されています。
ステイしているおうちにはインドのバラナシから出稼ぎにきている自称18歳の「チックー」くんがいて、彼がいつもあちこちボートで連れてってくれるのです。
わたしがいつも「ありがとう〜」と言うので、彼には「ありがとう」が「ウニガロ」と聞こえるらしく、わたしのことを「ウニガロ〜」と呼びます。
チックー「ウニガロ〜、いい加減ボートの漕ぎ方覚えろよな!」
もろきち「は、はい…」
わたしがここを去るのとほぼ同じタイミングで、故郷で結婚するらしく、チックーはふるさとのバラナシへ帰って行きます。超絶いいやつなんだから、絶対幸せになってくれよな。
特に出かける必要がないときは、水上ハウスのテラスでのーんびりしています。チャイを飲みながら東南アジアで買った本を読んだり、子供たちと遊んだり。長いインド滞在によりトゲトゲになってしまった心がほどかれてゆきますぞ。
天気が良い日は軒先でオヒルネ。
そうそう、ここの子供たちが本当にかわいくて。みんなとても懐いてくれて、ずっとむぎゅむぎゅしておりました。右手に写っている男の子(イムランくん)なんか「もろきちと結婚する!!!日本に一緒に行く!!!」と言ってずっとそばから離れず。やばいめっさ可愛い…鼻血もんだよこれは。
大きくなったらさぞイケメンになるんだろうなあ。
イムランくん「お花あげる〜」
イムラン君、毎日こうやってお花をくれるんです。はあぁああキュンキュン!!
君が大人になるころには、わたしはアラフォーかと思うんだけど、それでもいいかしら…ねえ、イムランくん…
あとね、夕方になるとボートで【シシカバーブ】というマトンのバーベキューを売りに来るおじさんがいてね。このシシカバーブがまじウマ!!!
夕刻は、夕日が綺麗に湖に映えて美しいですとっても。
1日の大半は停電していたり、お湯が出る時間帯も限られてはいるけど、ホストファミリーは優しいし、空気も水もご飯も美味しいし、シシカバーブは絶品だし、小さな王子様は毎日お花くれるし。
ちなみに、地上のスリナガルもとっても素敵。散策のしがいがあります。空き地でよく子供や青年たちがクリケットをしています。
道路から望む景色もすごくないっすか。山々がとにかく壮大。
スリナガルには美しい庭園がいくつかありますが、こちらは二シャット庭園と呼ばれるムガル庭園。奥にダル湖が見えます。
道路を馬などの大軍が通って行く光景。右の女の子かっこいい。
様々なことを鑑みて思うことは
カシミール地方(スリナガル)って限りなく天国に近い場所なのでは…
ホストマザーもファザーも「1ヶ月過ぎても全然いてくれてかまわないよ!!」って言ってくれてるし、インドのビザが切れるまでここにいようかな〜なんて。
次の記事につづきます。
*2019年9月現在は、カシミール地方は情勢がとても不安定で、外務省の出す渡航危険レベルが非常に高くなっているようです。渡航は情勢が落ち着くまで延期されることをおすすめします…